北米:扶桑皇国(中央部)

【扶桑皇国:帝国の東壁】

聖歴710年に大日本帝国を構成するアトランタ大陸における分国領として建国。ヘリック王国の生き残りの王女と時の帝の第三皇子が結ばれて成立した。この後魔族を退けつつ勢力を伸ばし(途中リヴォニア王国の建国を助け)840年頃には現在の国境線をほぼ確立した。豊かな漁場、広大な草原と帝国本土と似た気候ながら地勢は大きく違っており、現在では本国と互いに足りない物資を補完し合う良い関係が続いている。
侍が支配する尚武の国。アトランタ大陸内の幻神信仰の諸国とは友好関係を維持し、対魔軍としてリヴォニア王国、混沌界域とも交流を持っている。調和を重んじる幻想の神々の教導を受けた理想的な国家として大日本帝国により実験的に設立された面もある。

■政体:中央集権制
■首長:カルディナール・クィンティヌス・グラン・マルベリィ(火緋九院東方扶桑皇)
■宗教:精霊信仰・幻神信仰
■言語:帝国語、ハイラル語、交易共通語、精霊語、獣人語
■人口:約920万/精霊3・獣人3・人間2・妖精1・その他1
■通貨:円、ドル
■月道:聖浄寺(大日本帝国本土)
■主産業:農業、林業、漁業、鉱業
■主資源:金、銀、銅、鉄、塩、穀物、馬
■軍事:約20万

扶桑五軍
・扶桑の基本は騎士ではなく武士、そのためか地方騎士団制はとっておらず、より集団戦化した五方面軍制度を敷いている。

中央管区軍「麒麟」 総兵力4万 司令:刃嵐弩幡
主都である羅省府(ロサンゼルス)を中心に、芽光川、針多を境に士江羅根端山脈以西を作戦区域とする所謂近衛軍に相当する。装備は良くお行儀の良い軍団であり、民心慰撫のための楽団すら存在する。専属忍衆は「伺見」
東部管区軍「蒼竜」 総兵力5万 司令:ワグネル・グラン・チェレンドル(高戸東方御綴親王)
月門のある聖浄寺(セントジョージ)を中心にロッキー山脈より西側の大塩湖、聖浄大盆地高原全域を作戦区域とする。月門も含む最も広範な地域を担当しているため平時は最大の戦力を有している。専属忍衆は「軒猿」
南部管区軍「朱雀」 総兵力4万 司令:アルトシュロス・モルゲンロート
アルディギアの精霊騎士団一個師団が援軍として駐留しているイトガミ要塞を中心として加州半島全域を作戦区域とする対魔族の最前線。最精鋭が集められており、魔術師が多く在籍し実力は五軍団随一と言われている。専属忍衆は「山潜」
西武管区軍「白虎」 総兵力4万 司令:水瀬大鉄
桑四港(サンフランシスコ)、勇六花、清裸夢を中心に活動する実質的海軍。朱雀に次いで魔術師の在籍数が多い。専属忍衆は「座頭衆」
北部管区軍「玄武」 総兵力3万 司令:カークス・ヴァルハレヴィア
史阿録(シアトル)を中心に北方辺境に対する備えの軍、森林戦のエキスパートでレンジャーとして特化しており弓の名手が多い。また遊撃軍としての側面もあり、作戦区域に比して構成人員はかなり多く必要に応じて各地に援軍に向かう。専属忍衆は「黒脛巾」

■その他の地勢

・士江羅根端山脈
雪の山脈、ハイシエラ等の別名を持つ加州東部を縦貫する山脈である。景観のすばらしさで有名で翼人族の大集落(コロニー)が多数存在する。
・グランドキャニオン
大渓谷市の西部。比登呂川が盆地を侵食した事により生まれたグランドキャニオン。景観の素晴らしさと交通の障害として知られている。聖浄寺大盆地高原は平均標高1,200~1,800mそのままの断崖絶壁が長さ400km、幅3~6kmで続いている。聖歴800年から50年ほどかけて大渓谷~羅巣辺賭巣~士江羅根端~羅省府の交易ルートの整備がなされ、今では観光地としての側面も持っている。
・大塩湖(グレートソルト湖)
湖の北に岩塩の巨大な鉱床があり、それが流れ込む事で塩分濃度が一部(特に湖の東側)が濃い。通常の河川も流れ込んでいるため濾過され、聖浄寺大盆地を流れる際には問題ない濃度にまで下がっている。
・一聖九剣と剣帝
この地の精霊との契約により誕生した扶桑皇国の至宝たる九振りの精霊剣。帝に一旦献上された後、大日本帝国内の使い手に下賜される。その中で最高位の者が剣聖の称号を冠し剣聖が死ぬと新たな遣い手と共に剣聖を決するべく武闘会が開かれる。剣聖の称号を与え試合を裁定する役を担うのが扶桑の皇であり、それゆれ扶桑の皇は剣帝の異称を持つ。一聖九剣とは天位以上の技を持つ九人の剣の持ち主と剣聖に対する尊称である。

■主要都市

・皇都羅省府(ロサンゼルス/人口:38万)
元は対魔軍の軍事物資の生産、練兵の拠点として整備された。直接注ぐ河川はなく近くの河川及び士江羅根端山脈から地下に水路を引いて大都市圏の水を賄っている。皇城「」

・桑四港(サンフランシスコ/人口:35万)
・讃出江籠(サンディエゴ/人口:14万)
・塩湖市(ソルトレイクシティ/人口:6万)
・聖浄寺(セントジョージ/人口:27万)
・双子橋(ツインフォールズ/人口9万:)
・史阿録(シアトル/人口:5万)
・芽光(メヒカリ/人口:10万)
・維人守要塞(イトガミ・フォートレス/人口:8万)

■人物

カルディナール・クィンティヌス・グラン・マルベリィ(火緋九院東方扶桑皇)
(扶桑皇国剣皇/男/人間/29歳/赤髪、茶眼、白い肌)
先達が幾人か亡くなったため急遽王位を継いだ若い皇。誰に対しても分け隔てなく接する朗らかな人柄の持ち主。年齢の割に容姿が幼く威厳に欠ける点を気にしており、即位直後口ひげを蓄えた(もしくは付けひげを付けた)こともあったが、自分でも似合っていないのに気付いたのかすぐにやめている。剣皇たるものの務めとして剣術を修めはしているが、元は学究の徒であり暇が出来れば書庫に籠っている。

刃嵐弩幡
(扶桑皇国中央軍「麒麟」司令/大将軍/男/人間/53歳/白髪、黒眼、褐色の肌)
武門の名家ドバン(弩幡)家の当主。堅物な性格や年代物の武装等から、彼を古臭いと言ってバカにする者もいるが、多くの者から信頼される根っからの武人であり、その実力は熟達そのもの。感情豊かで熱い人物。そのためとにかくインパクトが強い……というかはっきり言って『濃い』

アルトシュロス・モルゲンロート
(扶桑皇国南方軍「朱雀」司令/大将軍/男/神格?/?歳/青灰色の髪、紅眼、白の肌)
維人守要塞の主も兼ねるモルゲンロート(暁)大公家の主。扶桑に二人のみの大将軍の片割れ、元々はカルフォニア(加州)半島を領有する大領主で朱雀の守備範囲は彼の領地である。扶桑の姫を正妃に迎え、聖歴840年に扶桑に組み込まる事を承諾し現在に至る。